「夜の美術館と現代アート茶会Vol.3-気韻生動」リポート1 [現代アート]
完全燃焼しました。
で、ようやく少し復活。掛川での出来事をリポートします。
今年で、3回目を迎えた夜の美術館と現代アート茶会。ゲストアーティストは、今、もっとも人気があり、仕事が超多忙で、素晴らしい作品を発表し続けている名和晃平さんです。
その彼の人気の高さもあって、当初から申し込みが殺到、当然の帰結として、抽選で、ということになりました。抽選に外れてしまった皆さん、本当にごめんなさい!「なんで!」という声なき声のご抗議、わかっていますよ。でも申し訳ありません。今回の反省の1つとして、席をもっと増やすことも議題にしたいと思っています。
まず5日(金)に掛川現代美術研究会会員の皆さまと一緒のリハーサルから始まりました。
が、名和さんの作品が届いていない、とのこと。ありゃ~。しかし、実は数日前から名和さんから「2徹でやっていて、もうすぐ仕上がると思います」というメールが届いていたのでした。きっと手で持ってくるなあ、とわかっていたんです。で、名和さんは午後6時1分到着の上り新幹線で無事到着。そのまま名和さんを誘拐するような感じで、二の丸茶室へ。暗がりの中で、今回の作品、風炉先屏風を取り出しました。その瞬間、広間がシーンとなり、その場に居合わせた全員が、名和さんの作品の迫力に圧倒されました。う~~~ん、凄い!
(翌日の二の丸茶室の広間風景1)
(名和晃平作「風炉先屏風‐カタリスト#12」が置かれた二の丸茶室)
その感動を持ったまま、二の丸美術館のコレクションを見、小間で九重をいただき、広間に移動しました。
今回の点心は、掛川の地元の料理やさんのもの。お酒は貴重な日本酒、立春朝搾り「平成二十二年庚寅二月四日」、さらにもっと貴重なスローライフの皆さんが作った栗焼酎「自ら自ずから」。とても美味しいお酒だったが、購入は難しい。
食事が済んだら、お茶。お茶は昨年同様、掛川地元のお抹茶。そしてお菓子は駅前商店街の梅乃やさんの梅じょうよ饅頭。辻占いのお菓子とおかめの落雁。それぞれに楽しめるものだった。辻占いはちょっと大人のお告げ文なので、ところところで盛り上がる。なかなかいい感じ。
そして御開き。夜の暗さを味わい、もてなしの点心を味わい、最後の一服を味わう。一期一会、同じ人々との同じ時間は二度とはない。炎の揺らぎと共に、楽しい出会いとその先にある別れを思う。今、私はお茶を始めたばかりで勉強中だが、お茶の持っている場の凄さは、そのまま日本文化の素晴らしさに直結している。
さらに、にじり口から入る時の自分の身体、正座を続ける自分の身体、お茶を立てる茶筅の音だけが響く広間で
感じる人の温かさ、などなど。心も身体も充実させて楽しめる茶道があることを実感するのだ。
(風炉先屏風にサインする名和晃平さん。超多忙な中、時間を作ってくださって本当に感謝!!!)
二の丸美術館館長の古田さんが「山口さん、このイベントが終わると春になりますねえ」とやさしい声をかけてくださった。そうなんですよねえ。二の丸茶室の梅の花は、今年はまだ三分咲きでした。
楽しかったあ!!!
今年も参加いただきました、静岡大学の平野先生のブログ
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/1069.html
先生、ありがとうございます。正確で的確。参加してくださった方が思い出すためにも、要チェック!
で、ようやく少し復活。掛川での出来事をリポートします。
今年で、3回目を迎えた夜の美術館と現代アート茶会。ゲストアーティストは、今、もっとも人気があり、仕事が超多忙で、素晴らしい作品を発表し続けている名和晃平さんです。
その彼の人気の高さもあって、当初から申し込みが殺到、当然の帰結として、抽選で、ということになりました。抽選に外れてしまった皆さん、本当にごめんなさい!「なんで!」という声なき声のご抗議、わかっていますよ。でも申し訳ありません。今回の反省の1つとして、席をもっと増やすことも議題にしたいと思っています。
まず5日(金)に掛川現代美術研究会会員の皆さまと一緒のリハーサルから始まりました。
が、名和さんの作品が届いていない、とのこと。ありゃ~。しかし、実は数日前から名和さんから「2徹でやっていて、もうすぐ仕上がると思います」というメールが届いていたのでした。きっと手で持ってくるなあ、とわかっていたんです。で、名和さんは午後6時1分到着の上り新幹線で無事到着。そのまま名和さんを誘拐するような感じで、二の丸茶室へ。暗がりの中で、今回の作品、風炉先屏風を取り出しました。その瞬間、広間がシーンとなり、その場に居合わせた全員が、名和さんの作品の迫力に圧倒されました。う~~~ん、凄い!
(翌日の二の丸茶室の広間風景1)
(名和晃平作「風炉先屏風‐カタリスト#12」が置かれた二の丸茶室)
その感動を持ったまま、二の丸美術館のコレクションを見、小間で九重をいただき、広間に移動しました。
今回の点心は、掛川の地元の料理やさんのもの。お酒は貴重な日本酒、立春朝搾り「平成二十二年庚寅二月四日」、さらにもっと貴重なスローライフの皆さんが作った栗焼酎「自ら自ずから」。とても美味しいお酒だったが、購入は難しい。
食事が済んだら、お茶。お茶は昨年同様、掛川地元のお抹茶。そしてお菓子は駅前商店街の梅乃やさんの梅じょうよ饅頭。辻占いのお菓子とおかめの落雁。それぞれに楽しめるものだった。辻占いはちょっと大人のお告げ文なので、ところところで盛り上がる。なかなかいい感じ。
そして御開き。夜の暗さを味わい、もてなしの点心を味わい、最後の一服を味わう。一期一会、同じ人々との同じ時間は二度とはない。炎の揺らぎと共に、楽しい出会いとその先にある別れを思う。今、私はお茶を始めたばかりで勉強中だが、お茶の持っている場の凄さは、そのまま日本文化の素晴らしさに直結している。
さらに、にじり口から入る時の自分の身体、正座を続ける自分の身体、お茶を立てる茶筅の音だけが響く広間で
感じる人の温かさ、などなど。心も身体も充実させて楽しめる茶道があることを実感するのだ。
(風炉先屏風にサインする名和晃平さん。超多忙な中、時間を作ってくださって本当に感謝!!!)
二の丸美術館館長の古田さんが「山口さん、このイベントが終わると春になりますねえ」とやさしい声をかけてくださった。そうなんですよねえ。二の丸茶室の梅の花は、今年はまだ三分咲きでした。
楽しかったあ!!!
今年も参加いただきました、静岡大学の平野先生のブログ
http://www.hirano-masahiko.com/tanbou/1069.html
先生、ありがとうございます。正確で的確。参加してくださった方が思い出すためにも、要チェック!
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