やったあ！「現代アート入門の入門」さらに増刷決定！！！

増刷されることになりました「現代アート入門の入門」、４刷目となりました。
手にしてくださった皆さま、本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。

それにしても、出版が大変な折、さらにアート本は売れないという定説があるのに、４刷目というのは自分で言うのもなんですが、大変なことだと思っております。
必要とされていること、知りたいと思っていてくださる方がいることに、感動します。
そうした声に報いるためにも、山口は頑張ります！！！


で、何をしていたか、だけメモします。

５月１９日
　　赤坂の博報堂さんで打ち合わせ。夕方、上野の森の「ネオテニー」展のオープニングへ濱口健さんと。辛酸なめ子さんにお会いしご挨拶。高橋龍太郎先生とは握手！あらためてもう一度、見ることにして、渋谷のJaxsonさんのCDリリースイベントへ。戻って仕事。

５月２１日
　　秋の個展のためにコバヤシ麻衣子さんと打ち合わせ。「背中が痛い」というので、急きょ、いきつけのマッサージ屋さんへ一緒に行く。どうだった？と聞いたら「初めてマッサージを受けたんですけど、感動です！！！」
とのこと、よかったあ！終了後、目黒の老舗カフェ「ドウー」でサクサク打ち合わせが進行。やっぱり健康体ですね。

５月２２日
　掛川現代アートプロジェクトでお世話になった俵藤ひでとさんの展覧会のために、世田谷ものづくり学校へ。
中村ケンゴさんとのコラボレーションの鏡がとてもいい！たくさんの人が来場していて、大盛況。私は関西で
一番おいしいというローストビーフを差し入れ。（翌日、俵藤さんから「おいしかったあ！」との連絡あり）
超久しぶりに再会できた翡翠デザイナーの伊藤さん、松岡さん、ケンゴさんと三宿の居酒屋へ。

５月２３日
　大阪で名和晃平さんと打ち合わせ。梅田で、と待ち合わせの約束したのだが、最終的に阪神百貨店の屋上のカフェへ。貸切状態で面白かった。名和さんに案内していただきながら、ノマルの２０周年記念パーティーへ。
大盛況。名和さんの人気をあらためて感じる。なごやかなスピーチあり、フラメンコあり、食事あり、懐かしいアーティストとの再会あり。東京からの塩原さんと会って、びっくり！メールしたばかりでした。
なんといっても感動したのは、榎忠さんの大砲。やわらかなボールを本当に発射し、大音響。いやあ凄かったです。あの場にいたことを感謝します。その後、ノマルの林さんいきつけの店へ皆で移動。長い夜となる。

５月２４日
　国立国際美術館の杉本博司展「歴史の歴史」展へ。金沢２１世紀美術館と比較してみる。梅田のデパートでランチ。中之島の東洋磁器美術館で安宅コレクションを見る。素晴らしいので感動。夜は福島の串揚げとバー。
どちらも美味しくてまたまた感激。

トラッシュな日々は続く。

コメント 10

おめでとうございます。
それだけ美術への興味の芽を育んでいることが実感できるのは、すばらしいことだと思います。
by かず＠NZ (2009-05-25 05:56) 

ありがとうございます！かずさん、秋のNZを楽しんでおられますか？
私は大阪にも家が出来たので、行ったり来たりの生活をしています。
知らない街を歩くのが楽しいし、少しだけ東京の疲れが取れる感じがしています。

　再来週からはヴェネチアビエンナーレの取材ですが、もう１０回目になりました。２０年です。（笑）その間、たくさんのアーティストがスターになっていく瞬間に立ち会いました。懐かしいし、うれしいです。
現代アートの凄さは、経済がダウンしたり、政治が空白になっている間にも
素晴らしい才能が出現していることです。オールタナティブな地平がある、とも感じます。なんだかお会いして語り合いたいですね～～。
by 山口裕美 (2009-05-25 15:04) 

　わー！先日コメントありがとうございます(>_<)
　「入門の入門」は絶対いい本ですよ！アート作品を見て「共感」すること、「発見」することを私に教えてくれました。続編がもし出たら、絶対買います。
　わたしは東北地方に住む無名の若手アーティストなので、山口さんに「ふらっと来て」見て頂くにはもうしばらく時間がかかります(笑)山口さんがいらっしゃったときに今よりもいい作品でお出迎えしたいので、出会える日まで日々精進したいと思います。
by るるん (2009-05-25 15:15) 

山口さん、

4刷おめでとうございます！アート分野に限らず、出版不況の中でとてもすばらしいことだと思います。

あいかわらずお忙しいようですが、体に気をつけてますますご活躍ください！
by おーたに (2009-05-25 17:39) 

るるんさん、おーたにさん、激励ありがとうございます。
このところ、議論をしたいモードになっています。いろいろなものに目がいって、疑問に思ったり、腹を立てたり、、。「なぜ？」「どうして？」というのが
物凄く増えていて、年をとると、おだやかになってゆくハズが、私の場合はどうも違うみたいです。
　高校生の時、世界史で「憤死」という言葉があると、密かに「私も死ぬ時は憤死だな」と思っていました。憤りの果てに死ぬのが私らしいような気が
しています。（笑）
by 山口裕美 (2009-05-25 22:48) 

山口さん、

うちの学生でやたら何でも怒っている学生がいますが、見ていると若いです。やまぐちさんも、理想の炎が胸に燃えているのですよ。だからなかなか丸くならない。理想と怒りのエネルギーは正比例しそうな気がします。

ぼくのほうは体形はさらに丸くなってきましたね～（＾＾；

大谷卓史
by おーたに (2009-05-26 09:20) 

　憤死…！初めて聞きました。わたしはどちらかというと小さい時からまったりしていて、それでいて周りの環境の変化にも順応しやすく、もし何かを溜め込んでもそれを絵に描くだけの内向的な人間です。議論ができるという方は、まず何かに対する情熱が常にあって、そして自分の意見を自信をもってはっきりと伝えられる確信の強い方であると感じています。非常にうらやましく思います。ちなみに私は高卒アーティストなのですが、美大生の方は知的なことがらについてディスカッションする機会が沢山ありそうですよね。うらやましい反面、やはり私は高卒でよかったかもしれません…。
by るるん (2009-05-26 18:55) 

現代アートに興味があったのですが、なかなか入り口が見つからなかった時、山口さんの本を読みまして、一歩目を踏み出せたように感じました。
音楽が聞こえてくるアートの本。芸術は全てがつながってますね！
僕のアートは忌野清志郎さんとジョン・レノンが描いた絵を見たのが最初でした！
それはジャケットや本や雑誌の印刷物ではありましたが、からっぽだった僕の心のギャラリーに直撃しました！
それ以来、僕は映画やファッションよりも、アートがロックを鳴らし、ロックにアートを映しました。
しかし、ロックを探求するように、アートの旅がなかなかうまく飛び出せずに、同じスパイラルを描いてばかりいる時に、1ページ目の山口さんのピカソ体験を読んだ時、新しい風景が広がりました！
CLAにもとても興味がわきました！
いままた1ページ目から読んでます。
by 高橋ROCK ME BABY (2009-05-30 19:04) 

アーティストを激励するはずが、応援されてます、、、、、。かたじけない！

アーティストと音楽の関係はとても面白く、数年前、取材でお会いするアーティストには必ず「アトリエで音楽を聞きながら描いていますか？」「それは誰の曲ですか？」と聞いていました。
　今、私がイチオシの小沢さかえちゃんは「フィッシュマンズ！が好きです。
詩がいいんですよ」と教えてくださいましたが、彼女の作品のタイトル名も
とても詩的で面白いんです。現在、京都のMORI YU GALLERYで展覧会中です。
　実は私も音楽大好きで、カラオケも大好きだし、コンサートもけっこう行きます。何事も経験と思って、昨年はSMAPのドームコンサートを見てきました。さーすが！なかなかのものでした。
by 山口裕美 (2009-06-02 10:39) 

小沢さかえさん、東京で展覧会等がある時は、必ず行きます。フィッシュマンズは僕も好きで、ライブにもよく行きました。確かに歌詞には達観と心象が映し出されています。SMAPは素晴らしいです。清志郎さんが木村拓哉さんに、フィッシュマンズが稲垣吾郎さんに曲を提供してました。清志郎さんがヴォーカル、木村拓哉さんがギターの共演した2007年の「SMAP×SMAP」、最高にかっこよかったです！
by 高橋ROCK ME BABY (2009-06-02 10:55)